ちょっと遡って2022年の春、東京都渋谷区にある”日赤医療センター”で出産しました👶✨
出産って、不安が大きいもの。感動もある一方で、痛みも費用も未知数で、とにかく不安が広がるばかり…ですよね。
私も妊娠中は、産院選びの段階(妊娠超初期)から、ネットで「リアルな情報」を求めてひたすら検索しまくっていた1人でした。
この記事では、日赤医療センターで出産するのにかかる費用や日赤のリアルな雰囲気などを知ることができます。
- 渋谷の日赤医療センターでの出産体験
- 実際にかかった費用(内訳も)
- 母乳指導・病院対応のリアル
- 入院生活&持っていってよかったアイテム
渋谷の日赤医療センターでのリアルな出産体験を、笑いあり涙ありで(ちょっと節約術も含めて)お届けします。
目次
なぜ渋谷日赤医療センターを選んだ?選んだ理由と決め手
妊娠初期にハイリスク妊婦だったため、、NICU(新生児集中治療室)があり、実績のある大きな総合病院で産もうと決めていました。その中でも日赤医療センターは、アクセスしやすかった点も決め手。

渋谷日赤医療センターは、バス停が目の前にあり、アクセスに便利でした!
日赤医療センターは、ドラマ化された漫画『コウノドリ』の舞台にもなった病院で、なんだか信頼できるなぁという印象を持っていたのも大きなポイントでした。
ちなみに、日赤の産科へ上がるエレベーターホールに、コウノドリに出演した俳優さんのサインが置いてありましたよ( ^)o(^ )♪
日赤で出産→費用はいくら?実際にかかった金額をすべて公開!
国から補助金が出るにしても、東京都内の病院で出産にはお金がかかる…!何にいくらかかったのか、細かく紹介していきます!
トータル費用(大部屋で入院の場合)
結論から書くと、産後の入院(延長無し)含めて出産にかかった費用は、
トータルで ¥822,740- でした!

お隣さんと家具で仕切ってある大部屋で入院したため、普通の仕切り無し大部屋に比べて室料差額(¥105,000-)が発生しています。
ナニコレ?っていう項目もありますが、ここは人によって(出産方法等によって)異なる部分。
私の場合、色々と医療処置をしたので少しお高めでした!
↑このように手術等の処置をしたのにくわえ
出産したのが深夜だったため深夜料金も加算されました( ^ω^)痛い!
結局、自己負担額はいくら?

自己負担額は、上記の通り¥92,740-でした!
住んでいる自治体からの特別助成30万円にかなり助けられました。
医療保険のおかげで、手出し「0円」むしろ「プラス」に。
私は個人で医療保険にも入っていて、会社から数万円のお祝い金ももらえたので、加味するとなんと手出しはゼロ円で済みました!
保険料は2500円ぐらいで、今回の出産で34万円も戻ってきました!ありがたい…。申請して数週間で入金されてとっても助かりました。
戻ってきた医療保険料を入れると、なんとむしろプラスに・・・!
妊娠前から加入していた医療保険ですが、帝王切開等の”何かしらの医療行為”で出産した場合や、医療目的で入院日数が伸びた場合は医療保険がおりるプランでした!
私の場合は、鉗子分娩や、胎盤が癒着していたことなどから
”まったく予期していなかった医療行為”を行ったために結構お金が戻ってきました!
医療保険、出産前に本当に入っておいてよかった…と心底思いました☺
もちろん、医療行為が無く、
保険を使わずに安全に産めるのが一番よいのは間違いないです✨✨
出産当日の流れ|日赤分娩室の様子と鉗子分娩のリアル
出産予定日2日前の21時頃に家で本陣痛がきました。19時ぐらいには(今夜来そう…)とわかっていたので母体ってすごい!その夜は眠ることなくなんとか耐えました。
翌朝8時頃、大体10分間隔になったタイミングで産院に電話すると、「すぐ来てください」とのこと。すぐに陣痛タクシーに乗って日赤へ。
その後NSTで👶の様子をみてもらってる最中に破水があったので、すぐにこちらの陣痛室=分娩室へ通されました!

この部屋、広くて綺麗でかなりよかったです。陣痛中もしっかり集中できた!

このベッドの上で陣痛に耐え、そのままベッド上で出産しました。
ちなみに日赤は、パジャマや身の回り品すべて持参!(貸出にはお金がかかる…)私はベルメゾンのパジャマを妊娠中から着ていて、入院バッグに3着ほど入れていきました。

↑ベルメゾンの前開きパジャマ、よく伸びるし肌触り良いし買って大正解◎
出産までの流れはかなりざっくり書きましたが、ソフロロジー法のおかげで18時間に及ぶ陣痛も思ったより楽に耐えられました。

痛みに弱い(口内炎で泣くレベル)自覚があったので、ソフロロジー法の効き目にはびっくり!
ソフロロジー法についてはぜひこちらの記事をご覧ください。
ソフロロジーは、無料だし、妊娠中の今この瞬間からすぐ始められるのが素晴らしいところ!妊娠中に出会えて本当に本当によかった…。
赤ちゃんが癒着していたため、吸引もうまくいかず、なんとか鉗子分娩で出産。もちろんNO麻酔でしたが、ハイなのとソフロロジー効果であまり痛みを感じず!(産後の方が痛かった)
産んだ直後、本来出てくるはずの胎盤も癒着して出て来ないハプニングがあり、会陰炸裂というかそのままOラインまで裂けてしまう事件(?)等色々あり、
出血多量も重なり緊急手術を行いました😊

手術は成功しましたが、いろんな書類にサインをさせられた時、もう二度と家族に会えないかも?と一瞬覚悟しました。
とにかく日赤の先生たちはテキパキされてて、産後も厳かな雰囲気で淡々とやるべき医療行為をこなす感じ。
「大丈夫ですよ~(ニコニコ)」的な一言はまったく無くてかなり不安でしたが、逆にそのテキパキした動きにめちゃくちゃ安心できた記憶があります。
色々落ち着いたらさっそく入院部屋へ移り、いっきなり母子同室です!!

日赤はいきなり母子同室です!
休む間もなく赤ちゃんと1対1の生活が始まります(これがまぁ~辛かった!)
ちなみに私の場合は、手術のダメージで寝たきり&トイレも自力でできない状態だったため、出産当日の一晩だけ赤ちゃんを預かってもらえました✨
でも、寝たきりでも3時間置きに授乳で赤ちゃんを連れてこられるので、まったく休めなかったです!(笑)
日赤医療センターの入院食は?実際のメニューと感想

↑これは陣痛に耐えてる時、分娩室に持ってきていただいた夕飯です!
(陣痛中もしっかりご飯がでます!完食しました^^)


↑後述しますが、産後の入院生活が辛く食事もあまり食べられなかったこともあり、ご飯の写真が3枚しか無かったです🥶💦
日赤のご飯は、まずくはないけど特別美味しいわけでもなく、
THE 病院食!!って感じ。お祝い御膳も一切無し🍚
味は、健康に配慮された薄味です。多分総合病院は産後入院も普通の入院食なので、ふりかけとか持っておくとかなり助かると思います。
こちらは産後不足する鉄と亜鉛が摂取できるふりかけ。味もおいしいし、どうせ食べるならこういうものがおすすめ◎
日赤での産後の入院生活のリアル感想
以下は、飽くまでも個人の主観ですのでご参考までに。
日赤は母乳に関してかなりスパルタでした。思っていた以上に、「母乳こそ正義」な雰囲気があって、厳しかったです。
そのため、母乳育児を頑張ってみたい人にはとても良い環境だと思います。応援してくれるし、アドバイスも細かくしてくれます。
反面、母乳が出ない人はかなりつらいと思います。

私は母乳が全然でなかったので、本当に本当に辛かった…
日赤には優しい助産師さんもいるけど、ドSな助産師さんも数名いて、ドSさんが担当の日はメンタルがやられてました(笑)
例えば…
産後、身体的ダメージが強く自力で起き上がれなかったので、
トイレに行くときなどはナースコールでスタッフを呼んで「ちょっと赤ちゃんみててほしい」旨伝え、病室まで来てもらっていたのですが
【ほんとはナースコールではなく、自分で歩いて預けに来てほしいんですけどね、他の皆さんはそうやってますよ】
と暗めのトーンで言われて、めっちゃめちゃ凹みました( ;∀;)
一方で、ちょっと個人が特定されてしまいますが、当時の婦長さんは本当に優しくて、親身に話も聞いてくれて、赤ちゃん預かってもらう時もウェルカムな雰囲気ですごくありがたかったです。
本当に、人によりけりみたいです(._.)
赤ちゃんに母乳を吸わせると、乳頭がちぎれそうになるくらい痛くて、それも辛かったー。
ピュアレーンをこまめに(授乳終わるたび)ぬっておくとほんっとに痛みが軽減されたので、入院バッグに入れておくと安心です。
↑ピュアレーン、1本じゃ全然足りなくて、入院中にネットで追加購入したぐらいめっちゃお世話になりました。
日赤の母乳育児の方針と、助産師さんとのやりとり
噂通り、いや、噂以上に母乳育児を推奨していて、ミルクは極力あげてはダメな雰囲気でした。
産後3日たっても母乳が軌道に乗らず、赤ちゃんに黄疸がでてきたことや、赤ちゃんが空腹で永遠と泣き止まないので私がまったく休めなかったため、
「母乳が全然でないので少しだけミルクをあげたいんですが…」とほぼ半泣きで相談した時のことです。
その時たまたま対応してくれた助産師さんからは、
【うちは母乳推奨なので、栄養失調寸前にならないとミルクはあげられない】
【もうちょっと母乳がんばって】
と言われました。まぁ~この言葉が辛くて…この…いじわる!!ってこっそり言った。(笑)
産後ってメンタルが荒波なので、母乳が出ないこと=母親の資格が無い気がして、その助産師さんの一言で気持ちがとことん落ちてしまいました。(全然そんなことないのにね。)
が、翌日懲りずに別の助産師さんに同じことを相談してみたところ、その方は承諾してくれてミルクを少量与えられることになったのです🤩

赤ちゃんにミルクをあげられたことで、私のメンタルも回復!!
日赤のバースプランにも【最初からミルク混合希望】と記入したし、当時は「混合でも全然いいですよ^^」と言われていたので安心しきっていました…。
が、現場の雰囲気はやはり母乳が正義!!という感じでした✨

絶対母乳頑張りたい!頑張ってみたい!という人にはおすすめな病院だと思います✨
【注意】日赤は動画撮影NGです!
もちろん、可愛い我が子の撮影を、個人で誰もいないところで行うのはOKです。

自分と赤ちゃんしかいない環境では、ガンガン撮影してください🥰
しかしスタッフの方がいる環境での撮影は一切禁止なのでお気をつけください!
例えば…
スタッフの方が教えてくれながらやる《はじめての沐浴》や《おくるみの巻き方》などなど、記念にもなるし後で見返したいから、撮影したかったりしませんか?

産後、嘘みたいに記憶力が低下しなんにも覚えられなくなったのでw、色々撮影して残しておこうとスマホ用三脚まで購入して持ってきてました!
でも、ことごとく、撮影しても良いか確認するたび全員にしっかり断られました・・・
動画撮影禁止の理由は、スタッフの個人情報を守るため。
こういう時代だし、仕方ない。仕方ないのはわかるんだけど、我が子が生まれて初めて沐浴するところはぜひ残しておきたかった…。
楽しみにしていた《はじめての沐浴》はかなりあっさり終了。「もしかして初めての沐浴ですか!?」って興奮してたら「あーはいそうだと思います、やってみましょう」ってさらっと返されました。何十人も同じようなことしてるんだからそうなりますよね(笑)
出産レポを通して伝えたいこと|日赤で産もうか迷ってる方へ
日赤で産む「良さ」は、この2点に限ると思います。
- 母乳をとことん頑張れる環境
- 母体と赤ちゃんに、何かあっても頼れる安心感
母乳がでなくてツライとか、色々書きましたが、私は日赤で出産して本当によかったと思っています。
先述しましたが、私の場合、子宮口10センチから5時間頑張っても出てこなくて、促進剤も吸引もだめで、結局鉗子分娩で出産しました。そのため、助産院では確実に出産出来てないと思います。
日赤の医師に言われましたが鉗子分娩で出産できる病院も少ないそうで、他の病院で出産していたら帝王切開の可能性が高かったそう。

陣痛18時間後、会陰切開してからの帝王切開は絶対ツラすぎる
それを考えると、私の場合は日赤で出産してよかった…!やはり何かあった時に信頼できるかどうか、って、出産においてはかなり重要ですよね✨
その一方で、最初からミルクとの混合で考えてる人は日赤はやめた方がよいと思います。
さらに、お祝い膳も無ければ、THE 病院って感じなので、助産院なんかに比べると結構みんなドライです。
何かあった時の安心感はめちゃくちゃありますが、アットホームで特別な雰囲気で出産したい方にはおすすめしないかなーって感じです(*’ω’*)
この記事で紹介した入院・出産グッズまとめ
最後に、今回の記事で登場した「本当に使ってよかった出産・入院グッズ」をまとめておきます。よければチェックしてみてください♩
以上、日赤の出産レポでした!
平成時代に内診中に患者に無断でカーテンを開けるのがポリシーの産科部長がいた産院ですね。
それに患者が文句を言っても 言ってくる患者の頭がおかしいという診察方針だったようですけど、今もその伝統は残っていますか?
コメントありがとうございます。
ええっ、そんな無神経なお医者さんがいたんですか…(びっくりです…。。。)
検診もこちらの病院で受けていましたが、
そのような不快な思いは一度もありませんでした!
なんでも東大医学部卒で留学経験もある大先生で、外国では内診台にカーテンが無いので「内診中に(勝手に)カーテンを開けるのがポリシー」と自ら公言してました。
助産師さんは皆知ってることでしたが、何も言えない状態。
文句言ってくる患者には「どーぞ訴えてください 受けて立ちます」と怒鳴りつける。
まあ 当時の副院長ですからやりたい放題でしたよ。
今ならネットで大炎上ですかね、現在変な奴がいないのなら良かったです。
少しでもミルク希望ならやめたほうがいい、というのは同感です。
持病で薬飲んでるとか事情があったりするのに 母乳が正義とか言われたら傷つきますよね。
完全母乳で問題無い人ならOKだと思います。
一昔もニ昔も前の時代に取り残された考え方の先生なのですかね。そういう嫌な思いをする事がなく、よかったです。。。
頑なにミルクをあげてくれず、今思い出しても辛い入院生活でした…泣 記事にも書きましたが、でもおかげでその後の育児が楽に感じました^^